CHARLIE
ボーラーハットにチョビ髭。ドタ靴で、ステッキを片手に歩き回るコミカルなモーション。そう聞いて思い浮かぶのは、白黒映画の代表作に登場する「小さな放浪者」。イギリスの名俳優チャールズ・チャップリンが演じたキャラクターだ。
その、チャールズ・チャップリンをイメージして名付けられたのが、Mr. Gentlemanのこの春の新作「CHARLIE」。端整な顔立ちのチャールズ・チャップリンに似合うスマートさと知的さ、「小さな放浪者」を彷彿とさせるひと匙のユニークさを兼ね備えたアイウェアである。
太縁の眼鏡は「あっさりとした顔にもよく合う」と、ここ数年日本でも人気を集めている。「CHARLIE」も、そんなトレンドのモデルをベースとしており、親近感を覚える人も多いだろう。
しかし、他のアイウェアとはどこか違う存在感を放つ。その理由は、曲線と直線で描かれた独特なシルエットにある。
リム上部とブリッジに仕掛けられた、少し角ばった山型のライン。そしてブリッジの下、ノーズパッド付近にある、内側に向かって飛び出すような形。これらのカクカクとしたシルエットが、シャープな印象を作る。
反対に、下半分は丸みを帯びた、なだらかなシルエット。パンチのきいたデザインをバランスよくまとめている。
この2つの異なる要素が交わることで、他にはない魅力を放つ特別なアイウェア、「CHARLIE」が完成した。
かっちりとした正装をほどよく着崩したような、心地良い”いびつさ”。アンバランスなようで完璧なバランス。エフォートレスな格好良さを演出してくれるこのアイテムに、魅了されずにはいられない。
実際に着用してみると、顔全体の印象がキリっと引き締まる。主張しすぎることもなく、でも着実に周囲にインパクトを与える。
職場の人、街ですれ違う人から”あの眼鏡が素敵な人”と呼ばれる人物にもし憧れるなら、「CHARLIE」を選んでおいて間違いないだろう。
テンプルには、フロントデザインに見合う太めのものを採用。そして先端に向かって細くなり、横顔をシャープかつ上品に仕上げてくれる。
耳に沿ってしなるような形は、美しさはもちろん、フィット感を考慮して作られたもの。見た目だけでなく使い心地も追求し、両立させるのがMr. Gentlemanのこだわりだ。
また、軽さが魅力のアセテート素材を採用していることにも注目。ヘビーな見た目からは想像もつかない軽やかな着け心地は、ぜひ実際に身につけて体感していただきたいところ。
デザインに存在感があるため、幅はやや狭めに設計。そのおかげで、男性はもちろん女性にも似合うし、体格やヘアスタイルも選ばない。
「意外に似合うかも」を体感できるのが、このアイウェアの不思議な魅力。ペアルックやギフトに選びたい方もぜひ安心していただきたい。
<CHARLIE-A>
<CHARLIE-B>
穏やかな光沢をもつカラー【A】、さらっと触り心地のよいマットな【B】。どちらも着る服を選ばないデザインで、年齢を重ねても、好みが変わっても迷わず使うことができる。
それぞれのカラーに合わせて、金具の色も変えていることにお気づきだろうか。【A】には温かみのあるゴールドを、【B】にはシックなシルバーを採用することで、それぞれの質感の良さを引き立てている。
<CHARLIE-C>
こちらのカラーは、他とはまた違った雰囲気。一見奇抜に見えるが、リムの下半分が透けており、ベージュカラーが肌に馴染む。他の色展開よりも「黒縁」の主張がなく、むしろライトな印象になる。
アセテート素材ならではの繊細な透明感を思い切り楽しめるのも、このカラーの持ち味。
<CHARLIE-D>
【D】は、ブラウンの濃淡が美しいカラー。色の薄い部分が光を受けて輝き、見る角度によって光り方が変わる。その姿は、まるで原石の断面のよう。落ち着いた知的さもあり、ジャケットなどのかっちりとしたスタイリングによく馴染む。
大人になると、自分に似合う物がある程度決まってくる。そこから外れるのは少し怖くなるものだが、不安を「新しい自分との出会い」という喜びに変えてくれるのが、「CHARLIE」のマジック。
いつもとちょっと違う、フレッシュさを味わいたい。そんな期待にきっと応えてくれるだろう。