JBD

わずか24歳という若さでこの世を去った、アメリカの名俳優「ジェームズ・バイロン・ディーン」。

 

1950年代の伝説的スターは、映画界だけでなく、当時のティーンカルチャーにも大きな衝撃を与えた。デニムに真っ白なTシャツ、そしてスイングトップをサラリと着こなす彼の姿は、今もなお「アメカジファッション」の代名詞として色濃く残っている。

 

そんな彼からインスピレーションを受けて作られたのが、ジェームズ・ディーンのあだ名を名前に持つ【JIMMY】。

 

彼が当時よく身につけていたアイウェアをオマージュして作られたもので、Mr. Gentleman EYEWEARの数ある人気モデルのなかでも1、2位を誇る。

 

 

そして今シーズン、【JIMMY】をさらにモダナイズしたモデル【JBD】が、新たにラインナップに加わった。

 

ジェームズ・バイロン・ディーンの頭文字をとって名付けられた今作は、少年のようなあどけなさと物憂げな雰囲気、気さくで色気のある、複雑な魅力を持つ。しっかりと「彼らしさ」を残しつつも、今のトレンドファッションに難なく馴染む有能なアイウェアだ。

 

 

今回採用されたのは、【JIMMY】よりもやや細身のフレーム。顔にメリハリを与えつつも、ポップになりすぎないバランスで、より一層幅広いシーンにマッチするデザインへと仕上げている。

 

なだらかな曲線を描くリムとは対照的に、ブリッジは角ばったシャープな形状。このささやかなアクセントが、目元に力強さを与える。

 

そして、ブリッジの形に寄り添うかのように、クリングス付近のリムも内側に寄せたことで全体が引き締まった印象に。着用時、鼻との一体感が生まれ、整った「眼鏡姿」を作り出す。

 

 

使われているのは、高級アセテート素材。豊富な経験と技術を持つ職人が、手作業で丁寧に仕上げたこのシルエットは、美しさだけでなく快適さも兼ね備えている。

 

なかでも着用感に大きく貢献しているのは、テンプルの独特な形状。内側を段階的に薄く削るという繊細な調整により、圧迫感を与えない、高いフィット力を実現した。

 

見た目は、あの憧れのスターの時代にタイムスリップしたかのような、レトロなムード。それでいて、普段使い用として文句なしの機能性。

 

日常と非日常が融合した【JBD】は、一度手にすれば誰もが虜になること間違いなし。

 

 

全体の調和を保っているのが、細部に散りばめられたディテールたち。

 

美しい曲線のクリングスと、オーバル型の鼻パッドは、エレガントな輝きを放つゴールドメタルで統一。眼鏡の機能として欠かせない「パーツ」を、デザインの一部に変えてしまうMr. Gentleman EYEWEARのマジックがここでも炸裂している。

 

そして、フロントとテンプルを繋ぐL字蝶番にも、メタリックのスパイスを。横顔まで抜かりなく華やかに見えるよう、計算してデザインされている。

 

顔の形を選ばない【JBD】は、マッチするファッションテイストの幅も広い。ジャケットなどのかっちりとしたスタイルにももちろん合うが、せっかくなら、ジェームズ・ディーンのような脱力感のあるアメカジスタイルにもチャレンジしていただきたいところ。

 

原作の【JIMMY】が、長きにわたりベストセラーとして輝き続けていることから、【JBD】もヒットすることが予想される。心惹かれるカラーが売り切れてしまう前に、ぜひ早めにチェックしておこう。