フレンチヴィンテージアイウェアと聞いてどんなスタイルを思い浮かべるだろうか。
ル・コルビジェやイヴ・サンローラン、藤田嗣治などあげれば枚挙にいとまがない。
そして、全てに共通するのはかける本人のキャラクターを強調し、時にその人そのものを超えてキャッチーなアイコンになる点である。

 

<LEO-C>

<LOUISE-B>



Mr.Gentleman EYEWEARの新作、LEO (レオ)とLOUISE (ルイーズ)はそんなフレンチヴィンテージのキャッチーな意匠を「程よい」バランスで取り入れたモデルだ。
読者の方々はご存知かと思うがMr.Gentleman EYEWEARはデザイナーの高根氏がデザインはもちろん使用感まで妥協なく作り込んだ、ラグジュアリーアイウェアブランドである。
デザインを重視すると掛け心地がおざなりになりがちなラグジュアリーアイウェアの世界でその2つを両立するブランドは稀で、そんなブランドが手掛けたフレンチヴィンテージアイウェアはまさに「程よい」 のである。

パントと呼ばれる逆三角形のような丸形と、それを変化させて上部をフラットに削ったクラウンパントの2型。
しかし、クラシックな形は踏襲しつつそれを単にトレースするだけでなく、日本人の顔に合うようにレンズサイズを大きめに設定し、個性的ながらやりすぎでないバランスになっている。

 <LEO-B>



肉厚なプラスチック生地を使用したいかにもクラシックなシェイプながら、ノーズパッドはアジア人の鼻にフィットしやすいクリングス(脚付き)仕様。
さらにテンプル(腕部分)パーツは肌に触れる部分とそうでない部分で厚みを変えとことん掛け心地に拘られている。

かけてみても存在感に反し重量感はあまり感じない。
「そのまんま」なデザインのフレンチヴィンテージアイウェアでは絶対にこうはならない。
まさにMr.Gentleman EYEWEARならではの「程良さ」だ。

 <LOUISE-D>



また、デザイナーの高根氏がトレンドを多感に取り込み著名人の名前を冠したモデルも多いMr.Gentleman EYEWEARにおいて、特定のイメージを持たせないようフランスのオーソドックスな名前、「LEOとLOUISE」をモデル名にチョイスしたその匿名性も、いかにもフランスっぽいメガネという印象を過度に強調せず、肩肘張らずにかけられる。

Mr.Gentleman EYEWEARだからこそ作ることができたフレンチヴィンテージアイウェアをぜひ体感していただきたい。

 

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