GREGORY
段々と日差しが温かくなり、花の香りをかすかに感じる今日この頃。そろそろ冬物に飽きてきて、鮮やかな春の装いに手を伸ばしたくなる。
しかし、薄手のシャツやジャケットを着るにはまだ寒い。そんな時は小物から季節を先取りするのが得策だ。
その考えを予想していたかのように、今回、Mr. Gentleman EYEWEARから新作のアイウェア【GREGORY】がリリースされた。落ち着いたクラシカルな雰囲気に、ほんの少し遊びのエッセンスを加えた、主役にも脇役にもなる一本である。
しっかりとした重厚感のあるフレームが、顔周りを華やかに飾る。それでいて目立ちすぎず、どんなテイストのファッションにもマッチ。何を着るかイマイチ定まらない、この時期にぴったりなアイテムだ。
【GREGORY】を見てまず気になるのは、しなやかな曲線の中にさりげなく忍ばせたシャープなライン。スクエアを意識した独特なシルエットから、どこか他と違う、Mr. Gentleman EYEWEARの”らしさ”が溢れている。
ご存じの方も多いと思うが、Mr. Gentleman EYEWEARのアイテムたちは、海外のアイコニックなアクターやミュージシャンからインスピレーションを得ている。ところが、いざ着用してみると、日本人でも違和感がなく着こなせるのがスゴイところ。
今作ももちろん例外ではない。サイジングやシルエット、リムの太さ、カーブの付け方、厚みの強弱の付け方など、細部の細部までこだわるデザイナーの高根氏だからこそ成せる業だ。
太縁眼鏡は重たいものが多いイメージだが、【GREGORY】はとにかく顔にフィットするため、重さが本当に気にならない。首を上下、左右に振っても動かない密着感と共に、想像を超える掛け心地の良さを体感していただけるだろう。
このフィット力は、職人が少しずつ丁寧にテンプルを削り、厚みに強弱をつけることで実現された。手間も時間も費用もかかる方法なのだが、市販のものにはない心地よさを提供するためならと、労力を惜しまないのがMr. Gentleman EYE WEARの姿勢である。
横から眺めてみると、テンプルが後ろに向かって緩やかに下がるようデザインされているのがわかる。これも、安定感を持たせるため。長時間身につけても疲れないのは、お気に入りをヘビロテしたいアイウェア好きにとって非常に嬉しい。
<GREGORY-A>
<GREGORY-B>
【GREGORY】は全部で4色展開。そのうち2つは単色使いで、ツヤありとマットの2種類から選べる。シンプルなカラーリングだからこそ、シルエットの美しさが引き立つ。
<GREGORY-C>
Color Cは、ご覧の通りフロントが2色で構成されたバイカラーデザイン。ハーフリムのような知的さがありながらも、決して堅苦しくない雰囲気で、日常生活に馴染む。
正面ばかりに目が行きがちだが、テンプルのマーブル柄もこのカラーの持ち味。光を受けて煌めき、角度によって表情を変える姿に「飽き」という文字はない。眼鏡をかけた自分を鏡で何度も眺めたくなるような、奥深い魅力がある。
<GREGORY-D>
「ちょっと人と違う。」そんな密かな優越感を味わわせてくれるのがColor D。 Color Cと同じくマーブル柄を取り入れたデザインで、クールエレガントなブルーを基調とする。
色味が深いため、こちらのサイドはメタリックラインが印象に残る。顔のラインをシャープに見せ、どの角度からも”サマ”になる眼鏡姿に。
確かに今までとは違う、新しい自分の姿に驚きつつも、まるでずっと使い続けてきたように馴染む不思議な感覚。そんなミステリアスな一面を持つ【GREGORY】の心地よさ、高揚感をぜひ体感していただきたい。