休日の午後。休憩がてら、通り沿いのコーヒーショップに立ち寄ると、窓際の席に腰掛ける紳士が、ふっと目に留まった。

 

 

チョコレート色の無地のニットに、グレーのスラックス、そして程よく存在感のある眼鏡。決して派手な服装ではないのに、手元の本に視線を落とす姿が何ともサマになっている。

 

「気品」「知的」「ミステリアス」。そんなワードが似合う佇まい。

ほんの数分のことではあったが、彼の本を読む姿、その“眼鏡姿”に無償に憧れた。

ロック界や映画界のスターたちへの憧れを形にしたい、というデザイナー高根氏の想いから誕生したMr. Gentleman EYEWEAR。そんな彼が「本」の世界に触れ、感じたものを形にしたのが「文豪シリーズ」である。

 

その文豪シリーズの初期モデルのひとつ【KAFKA】が、この度、新色を迎えて復活。再販売を求める声にこたえるべく、3年越しに帰ってきた。

 

<KAFKA-E>

 

文豪シリーズの特徴である、繊細でしなやかなラインは今回も顕在。ブリッジやヒンジ付近、テンプルの手前半分など、一部を太くすることでバランスの取れたシルエットに。

 

存在感がありながらも主張しすぎず、日本人の薄顔にしっくりと収まる。

 

<KAFKA-F>

 

大きめのサイズ感とカクカクとしたリム上部のデザインを特徴とする【KAFKA】は、デビュー当時、シリーズのなかでは、ややエッジのきいたデザインとされていた。

 

しかし「クラウンパント型」は、最近じわじわと注目度が上昇しているモデル。3年間のギャップを感じさせないモダンなアイウェアとして、今のわたしたちのライフスタイルに馴染むだろう。

 

<KAFKA-G>

 

横顔は、日常で意外と見られている姿。だからこそ、Mr. Gentleman EYEWEARは、フロントだけでなくサイドまでこだわる。

 

今作で言えば、蝶番にかました金属のワンポイント。横顔を華やかに飾り、そして、誰かに憧れられる「カッコイイ眼鏡姿」へ。

 

 

この完璧なデザインのすべてを支えているのは、世界トップクラスのクオリティを誇る工場。繊細なアセテート素材を高い技術で加工し、頭部への圧迫感のない、快適な掛け心地を実現した。

 

乱れのない美しいデザインと、ずっと身につけても苦にならない着用感。どちらも揃っていてこそ、本物のハイクオリティアイウェアといえる。

 

<KAFKA-E>

 

今回、登場したのは3色。リムの下半分がクリアベージュのこちらは、ハーフリムモデルのような軽やか見た目。眼鏡の主張が強くなりすぎず、ビジネス用としても活躍してくれる。

 

<KAFKA-F>

 

揺らめく深海のように、深く、神秘的な青。色に対するイメージ通り、こちらのモデルは知的で涼しげな目元を演出する。

 

落ち着いたネイビーのフレームと、輝くゴールドパーツのコントラストが美しく、ひとたび身につければスタイリングの主役に。控えめなのに、何故だか忘れられない……そんな余韻が残る特別なカラー。

 

<KAFKA-G>

 

最後に、カラメルのようなコゲ茶色のこちら。うっすらと透けるマーブル柄が、顔に立体感を与え、整った眼鏡姿をつくり上げる。

 

ツイードジャケット、チェック柄のパンツといったブリティッシュスタイルに似合うかと思いきや、意外とカジュアルな服装にもマッチ。適当に選んだラフなコーディネートにも馴染み、「抜け感スタイル」へと格上げしてくれる。

 

あの窓際の紳士のように。今後は自分が誰かの憧れに。

理想への第一歩として、ぜひ【KAFKA】のその手に。

 

 

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