WELLER
「将来、何になりたいですか?」
その宿題の答えが自分と同じだったのは、クラスでただ1人だけだった。
たしかに、同級生たちが流行りのアニメの話で盛り上がるなか、自分は本に夢中になっていた。
カラオケに行っても、自分の好きな曲が履歴に表示されることはほぼない。
周りとは少し違う。
そのことが鬱陶しく感じることもあったし、受け入れるまでには時間がかかった。
でも、今ではそんな自分の個性が愛おしい。
トレンドファッションは、見ていて楽しい。
でも、自分にはなんだかしっくりこない。
そんな気持ちを満たしてくれるのがMr. Gentleman EYEWEARの「WELLER」。
クラシカルなモデルと、ひと匙の独創性が見事に調和したデザインで、長年ファンを魅了し続けてきた。
フロントを飾るのは、流れる曲線が美しいスクエア型のリム。
ファッショニスタたちを中心に密かに注目を浴びている、縦幅の狭いタイプだ。
シャープなシルエットが描く、知的な雰囲気。
かといって真面目すぎることもなく、ほどよく肩の力が抜けたハイファッションが、この一本で叶う。
近年のトレンドであるボストン型、ウェリントン型と比べると、身につけたときの眼鏡の主張も控えめ。
ありきたりすぎず、独創的すぎず。
唯一無二のバランスが「さりげない個性」を求める人の心に”刺さる”。
スタッズが煌めくテンプルは、デザイナーが抱く「ロックミュージック」への情熱と憧れから誕生した独自のデザイン。
スタッズの輝きが引き立つよう、凸部以外の部分にはマット加工が施されている。
プレス加工でスタッズ付きのテンプルを成形し、ハンプ1つ1つにマスキングを貼り、マット加工を施す。
非常に手が込んでいるうえ、すべての工程において少しのズレも許されない。
難易度が高く、完璧に作るのには手間も時間もかかるが、その仕上がりの美しさは格別。
美しいテンプルとリムを結ぶのは、L字に折り曲げた小さなパーツ。
ここにもスタッズを施し、シームレスに繋げている。
僅かに前傾したリムにL字パーツを正確に取り付けるには、絶妙な角度で捻りを加える必要がある。
この作業がまた非常に繊細で難しい。
しかし、そのひと手間をかけることで、美しい横顔と細部まで乱れのない仕上がり、そして快適な掛け心地が叶う。
そういったこだわりと試行錯誤によって生まれた「WELLER」は、360度、どの角度から見てもパーフェクト。
着用時はもちろん、折り畳んだときでさえ、優美な姿を保つ。
ロックテイストに尻込みしてしまう人もいるかもしれないが、実際にかけてみるとテンプルのほとんどは髪で隠れる。
ヒンジ付近のスタッズが、目の付近からチラリと見えるだけ。
ファッションのワンアクセントとして、あくまでも”さりげなく”個性を発揮する。
「WELLER」が持つ神秘的で底知れぬ魅力を、ぜひ日常で感じていただきたい。